こんにちは、Mii(みぃ)です!
今回は、暑い夏にピッタリ!
「オンザロック方式」という、簡単なのに本格的なアイスティーの作り方をご紹介します!
意外と簡単に出来て、しかもとっても美味しくできるので、ぜひ試してみてください♪
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オンザロック方式とは?
アイスティーの作り方は、大きく分けると2つあります。
1つは、茶葉を水に浸して長時間冷やしながら抽出する、水出し方式。
もう1つは、熱い紅茶を氷や水で一気に冷やす方法。
オンザロック方式やダブルクーリング方式、水差し方式などの作り方がありますが、今回ご紹介するのは、この中でも一番シンプルで簡単なオンザロック方式です。
オンザロック方式のメリット
アイスティーをオンザロック方式で作るメリットは、以下の3点です。
- しっかりお湯で抽出するので、本格的な味わいになる
- 短時間で出来るので、飲みたいときにすぐ飲める
- 一人分から作れる
しっかりお湯で抽出するので、本格的な味わいになる
以前ご紹介した「水出し方式」は、タンニンの抽出が抑えられ、渋みが少なくマイルドな味わいになるというのが特徴でしたが、逆に言うと、茶葉によっては紅茶本来の美味しさが引き出せないということになります。
濃厚なアッサムや、爽やかな渋みのダージリン、ディンブラなど、茶葉によってはその渋み自体が美味しさの特徴であったりするので、マイルドな味わいになってしまうと本来の美味しさを味わえない場合もありますよね。
その点、オンザロック方式は一度熱いお湯で抽出するので、美味しい渋みをそのままにすることができます。
香りも、水出しに比べて豊かな香りになるので、しっかり風味を楽しむことができます。
短時間で出来るので、飲みたいときにすぐ飲める
オンザロック方式の良い点は、なんと言ってもすぐに作れるということ!
水出し方式は、茶葉にもよりますが大体8〜10時間程度置いておかないといけないため、飲みたいと思ったときにすぐに飲めません。
しかしオンザロック方式ならすぐに作ることができます!
急な来客があった時などにもすぐにお出しできますね♪
しかも、抽出時間もホットで飲む時より少し短めにするので、なんならホットティーよりも早くできあがっちゃうかも!?
一人分から作れる
水出し方式では作り方の特性上、一人分だけ作るというのは難しいのですが、オンザロック方式は一人分からでも作ることができます。
ササッと一杯だけ作れるので、ひとりでのティータイムにもピッタリ♪
もちろん、まとめて数配分作ることもできますよ。
オンザロック方式のデメリット
魅力的なオンザロック方式ですが、こんなデメリットもあります。
- クリームダウンが起こりやすい
- 味の調節が少し難しい
- 大量に作り置きできない
クリームダウンが起こりやすい
クリームダウンとは、紅茶が白く濁ってしまう現象のことです。
紅茶は冷えたり、時間が経過したりすると、紅茶に含まれる「カフェイン」と渋みの素である「タンニン」という成分が結合して、このような現象が起こります。
温度が緩やかに低下していく際に発生しやすいと言われており、熱い紅茶を氷で冷ますオンザロック方式はこの現象が起こりやすいのです。
飲んでも体に害はないのですが、アイスティー特有の清涼感が失われてしまううえに、何より見た目が悪いですよね…。
でも、この後ご紹介するポイントさえ覚えておけば、綺麗なアイスティーを淹れることができるので、クリームダウンを恐れずに淹れてみてください!
味の調節が少し難しい
オンザロック方式は、通常のホットティーを作る時とお湯の分量や蒸らし時間が異なるため、注意して作らなければいけません。
少し分量や時間を間違えると出来上がりにかなり影響するため、アバウトに数時間置いておくだけの水出し方式に比べると、ちょっぴり難しいかもしれません。
でも作り方は至ってシンプルなので、自分の好みの味にならなければ、何度か試してベストな分量や蒸らし時間を見つけましょう!
大量に作り置きできない
最初にティーポットを使ってお湯で抽出するため、水出しに比べると、一度に作れる量は少ないです。
もちろん、オンザロック方式でも大量に作れないことはないですが、大きなティーポットを用意するか、何回かに分けて抽出する必要があるため、大人数に出す場合など、大量に作るのには向きません。
その場合は、大きなピッチャーなどで一度に大量に作り置きできる水出しのほうがオススメです。
オンザロック方式アイスティーの淹れ方
用意するもの
砂糖を加えて甘みをつける場合は上記の用意が必要ですが、ストレートで作る場合は、サーブ用ティーポット無しでも大丈夫です。
どちらの場合も、グラスに直接熱いお湯を注ぐので、温度差によるひび割れなどに注意しましょう。
耐熱性のグラスだと安心ですね♪
茶葉の選び方
用意する茶葉は、リーフティーでもティーバッグでも構いません。
自分の好きな種類の紅茶を用意しましょう。
タンニンが多く渋みの強いアッサムやウバなどは、クリームダウンが起こりやすいので避けたほうがいいと言われることもありますが、クリームダウンが起こらないように注意して作れば問題ありません。
ちなみに、アイスティーはホットティーよりも香りが抑えられるので、香りよりも味重視で選ぶのがオススメです。
フレーバーティーの場合は、ホットで淹れた時に香りが強すぎるくらいのものを選ぶと、アイスティーでもしっかり香りを楽しめます。
もし「買ってみたけど香りが強すぎて苦手かも…」というフレーバーティーがあれば、一度アイスティーで試してみてはいかがでしょうか?
ガラッと印象が変わって、グッと飲みやすくなりますよ!
淹れ方の手順
①ティーポットにお湯を入れて温める
通常ホットティーを淹れる時と同様、事前にポットを温めておきましょう。
こうすることでお湯を入れた時に温度が下がらず、茶葉の成分を効率よく抽出できるので、美味しく仕上げることができます。
②ティーポットに茶葉を人数分入れる
リーフティーならティースプーン1杯(2.5〜3g)、ティーバッグなら1包を一人分として人数分入れます。
ティースプーンだと正確に測りづらい場合は、デジタルスケールで量ると良いでしょう。
③通常の半分の量のお湯を注ぐ
後で氷で薄めるので、濃い紅茶を作るため、通常の半分の量のお湯を注ぎます。
通常は一人当たり約150〜160mlなので、その半分の75〜80mlが一人分となります。
④ホットティーよりも短めに蒸らす
茶葉によって抽出時間は異なりますが、いずれもホットティーより短めに蒸らすのがポイントです。
通常より少ないお湯で抽出しているので、雑味が出ないよう、少し短めに蒸らしましょう。
⑤サーブ用ティーポットに移し、砂糖を加える
※ストレートティーを作るなど、サーブ用ティーポットを使用しない場合はこの手順を飛ばして⑥へ
サーブ用ティーポットに移します。この時、通常ホットティーを淹れる時に注ぎ切るべきと言われているゴールデンドロップ(最後の一滴)までは注ぎきらないのがポイントです。(渋みが出過ぎてしまうため)
ちなみに砂糖はタンニンとカフェインの結合を妨げてくれる働きがあるので、砂糖を加えることでクリームダウンが起こりにくくなります!
⑥氷を入れたグラスに紅茶を注ぐ
グラスにたっぷりと氷を入れ、熱い紅茶を注ぎ入れて一気に冷やしていきます。
熱でグラスが割れてしまわないように、紅茶が氷を伝うようにして注ぎましょう。
⑦すばやくマドラーで混ぜる
紅茶の温度を下げるように、マドラーで軽く混ぜて氷を溶かしていきます。
★完成★
クリームダウンを防ぐポイント
ここまで何点か記載しましたが、クリームダウンを防ぐポイントをまとめました。
- タンニンの少ない、渋みの控えめな茶葉を選ぶ
- 砂糖を入れる
- 氷に注ぐ時は一気に、すばやく冷やす
このポイントを押さえておけば、クリームダウンを恐れず、綺麗なアイスティーが作れます!
まとめ
アイスティーの作り方は、本やネットで調べるといろんな方法があって、蒸らし時間なども微妙に違うので、どの方法が良いか迷ってしまいますよね。
今回ご紹介した方法は、日本紅茶協会が発行している「紅茶の大事典」という本を参考に、今まで作ってきた自分の経験からおすすめの淹れ方などをご紹介しています。
しかし、茶葉によって抽出時間が変わってきたり、好みによっては味の濃い薄いの好みがあるので、ここで紹介した数字や手順は一つの基準程度に、自分好みのアイスティーを作ってみてください。
紅茶って、長い歴史の中で伝統的な作り方や、新しい方法、効率的なやり方やこだわり抜いた製法など…いろいろ方法がありますが、個人的には、自分の好みだと思える味や香りの紅茶が飲めたらそれが一番美味しい紅茶と言えるのではないかと思っています。
なので、他と多少違ったとしても、どれが正解かなどは気にせず、美味しい紅茶を楽みましょう!
これからの暑い季節、たくさんアイスティーを作って、ぜひ自分がベストだと思えるアイスティーを作ってみてください!
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