こんにちは、Mii(みぃ)です!
今回は、普段飲んでいるティーバッグでも、少し手間をかけるだけで格段に美味しくなる、ちょっとした淹れ方のポイントをご紹介します!
いつも何気なく飲んでる紅茶、実は間違った淹れ方をしていませんか?
せっかく美味しい紅茶も、本来の美味しさが引き出せないのは勿体無い!
普段、何気なくティーバッグの紅茶を飲んでいる方は、これを読めばもっと美味しく飲めるようになること間違いなし!
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、いつものティーバッグが格段に美味しくなります!
難しい技術や、特別な道具は必要ありません。
おうちにあるティーバッグで、今すぐに実践してみましょう!
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ティーバッグよりリーフティーのほうが美味しい?
「ティーバッグってなんか安っぽい…紅茶はリーフ(茶葉)で淹れなきゃ美味しくないんじゃない?」
そう考えている人はいませんか?
確かに、リーフのほうがフルリーフやブロークンといった等級(グレード)があったりして、選べる風味の幅が広いですが、ティーバッグだって負けていません!
ティーバッグは、メーカーが「誰が淹れても同じ味わい、同じ香りを楽しめるように」と、茶葉の量や大きさ、抽出時間などが計算されています。
さらに、商品によっては複数の茶葉をブレンドし、フィルターなどにもこだわって開発しています。
ティーバッグは、難しい技術がなくても、誰でも簡単に、美味しい紅茶が味わえる優れものなんです。
丁寧に淹れることで、紅茶本来の美味しさを引き出し、リーフティーにも劣らない味わいの紅茶を飲むことができますよ!
リーフティーとティーバッグでどんな違いが出るかは、こちらの検証記事をご覧ください。
ポイントを押さえた淹れた紅茶と、NGな方法で淹れた紅茶を比較
上記は美味しくなるポイントを押さえて淹れた紅茶と、やってしまいがちなNGな方法のオンパレードで淹れた紅茶です。
パッと見は違いがありませんが、実際に飲見比べてみると、NGな方法で淹れた紅茶は
・若干濁った水色をしている
・香り高さがない
・強い渋みやえぐみがある
といった特徴があります。
対して、ポイントを押さえて淹れた紅茶は
・澄んだ水色をしている
・ふわりと広がる香りがある
・程よい渋みがあり、深い味わいがある
といった特徴があり、同じティーバッグとは思えない違いです。
同じ紅茶を飲むなら、断然、後者のほうがいいですよね。
この違いはどうやったら生まれるのか、次の項目ではそれをご紹介していきます。
やってしまいがちなNGな淹れ方
長時間汲み置きしている水や、ポットに入ったお湯を再沸騰させて使う
「水道水はそのまま飲むとカルキ臭いから…」という理由でピッチャーなどに汲み置きした水道水を使用したり、「数時間前に沸かしたお湯がまだポットにあるから」とそれを再沸騰させたお湯を使用したりしていませんか?
こういったお湯は、紅茶を淹れるのには向きません。
一般的に紅茶を淹れるのは、硬水より軟水のほうが良いとされています。
これは、紅茶の成分であるタンニンがカルシウムなどのミネラルと結合すると、水色が濁ったり、香りが弱くなったり、渋みやコクが出にくくなるためです。
上記のように、数時間経った水道水や何度も沸騰させたお湯は、カルシウム濃度が高くなっているため、硬水に近い状態となり、紅茶には向きません。
また、沸かしすぎて水分中の空気が少なくなっていると、紅茶を抽出する際に「ジャンピング」という現象が起きず、茶葉が下に沈んでしまいます。
そうすると、茶葉の成分がうまく抽出されず、本来の美味しさが引き出せません。
ティーバッグを揺すり、お湯に色がついたらすぐ取り出す
ティーバッグをお湯にチャポンと入れたら、何度も上下にフリフリ。
色がついてきたら、ティーバッグを取り出して完成!
これもありがちな淹れ方ですが、NGです。
何度も振ることで、茶葉の細かい粉が落ちて、水色が濁ったり余計な渋みが出てしまいます。
また、しっかり色が出たと思っても、指定の時間より早くティーバッグを引き上げた場合、茶葉の成分が充分に抽出できておらず、美味しい成分も引き出せていません。
ティーバッグをスプーンで押しつぶす
ティーバッグをスプーンなどで押し潰すようにして、茶葉を搾っていませんか?
茶葉を搾ることでしっかり味が出そうですが、これはエグみや雑味、余計な渋みが出てしまう原因になります。
一度使用したティーバッグを繰り返し使う
いわゆる「出がらし」というもので、二杯目以降も同じティーバッグを使用して紅茶を淹れている場合です。
「まだお湯に色が付くから…」と思っていても、一杯目で既に美味しい成分は出尽くしてしまっているので、色も香りも、味も薄くなってしまっています。
ティーバッグで美味しく淹れるための8つのポイント
では、どのように淹れれば美味しくなるのでしょうか?
基本的には、買った商品のパッケージに基本の淹れ方や抽出時間が書いてあるので、それに従えばOK!
…ですが、より美味しく淹れるために実施するべき8つのポイントを紹介します!
カップで淹れる場合
水道水を勢いよく出して、たっぷり空気を含ませる
水分中にたっぷり酸素を含ませることで、茶葉がしっかりジャンピングして、美味しい成分がしっかり抽出されます。
汲みたての水道水を使用しましょう。
ミネラルウォーターを使用する場合、水中の酸素が少ないため、ペットボトルを開封してからよく振って空気を含ませるといいですよ。
しっかり沸騰させたお湯を使用する
紅茶の抽出に最適な温度は、98℃です。
電気ケトルなどを使用してもいいですし、鍋やヤカンで沸かす場合は、ボコボコと大きな泡が出るほど、しっかりと沸騰させたお湯を使用しましょう。
事前に、カップを湯通しして温めておく
冷たいカップにお湯を注ぐと、温度が下がってしまい、紅茶の抽出に最適な98℃からどんどん下がっていってしまいます。
紅茶を淹れる前に一度、カップにお湯を注ぎ、カップ全体を温めておきましょう。
温めに使ったお湯は、紅茶を淹れるのには使わず捨ててくださいね。
ティーバッグを広げておく
ピラミッド型のティーバッグは、抽出前に潰れてしまった形を整えて、中で茶葉がジャンピングできる空間を作ってあげましょう。
ティーポットで淹れた時に近い状況を再現し、茶葉本来の味わいが引き出されるほか、茶葉のアクがピラミッドの頂点に集まってくれるので、雑味が抑えられます。
お湯を入れてからティーバッグを静かに沈める
上からお湯を注ぐと、せっかく整えたティーバッグの形が潰れてしまうため、先にカップにお湯を入れておき、後からそっとティーバッグを入れるようにしましょう。
ソーサーなどで蓋をする
リーフティーをポットで淹れるのと同じ状況を作り出します。
香りが飛んでしまったり、温度が下がってしまうのを防ぐ目的があります。
私はティーカップが傷ついたり、水滴がついてしまうのが気になるので、シリコン製の蓋を使用しています。
無ければソーサーや小皿でも代用可能ですが、一つ持っておくと便利ですよ♪
しっかり抽出時間を測る
基本的には商品に書いてあるので、しっかり確認して、それに従いましょう。
指定の時間より短すぎても味が出ないし、長すぎても雑味が出てしまいます。
軽く振ってから静かに引き上げる
ティーバッグを取り出す際、振りすぎたり、ティースプーンで押しつぶすのはNG。
ゆっくりと、数回前後に揺らすようにしてから取り出しましょう。
ポットで淹れる場合
たくさん飲みたい場合や、人数が多い場合には、ティーポットを使って淹れるのが便利です!
「ティーバッグなのにポットを使うの?」と思われるかもしれませんが、一度に数杯分作れるので手間も省けるし、温度や味も均一になるので美味しく淹れることができます。
また、ポットなら、ティーコジーをかぶせることで20〜30分くらいは保温もできるので、のんびり紅茶を楽しみたい時にもオススメです!
基本のポイントはカップと同様
空気を含ませたお湯を用意し、事前にポットを温め、ティーバッグを広げておくなど、基本的にはポットで淹れる場合と同じ手順を実施しましょう。
ティーバッグは一杯につき一包、お湯は一杯あたり170ml程度が目安
ティーバッグは一杯につき一包使用します。
お湯はだいたい、一杯あたり170ml程度が目安です。
ケチって一包のティーバッグで数杯分淹れようとすると、当然味は薄くなり、美味しさも半減してしまうので、やらないようにしましょう。
ティーバッグを入れっぱなしにしない
抽出時間はティーバッグで淹れる場合と同じでOK。
時間になったら、全体に味ムラができないようにティーバッグを前後に数回振ってから、取り出しましょう。
ティーバッグを入れっぱなしにしておくと、渋くなりすぎてしまいます。
もし、ウッカリ取り出すのを忘れて渋くなってしまった!という時は、差し湯をして薄めるか、ミルクを入れてミルクティーにしてしまってもいいでしょう。
おわりに
「少し面倒だな」と感じるかもしれませんが、特別な道具を使ったり、難しい作業をする必要はありません。
たったこれだけで、ティーバッグでも茶葉本来の魅力が引き出され、リーフティーにも劣らない美味しさを味わえます。
お高いものを買う必要はないので、ぜひ、今おうちにあるティーバッグで早速試してみてください♪
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