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Mii(みぃ)
日本紅茶協会認定ティーアドバイザー
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    天空の茶園で採れた高級和紅茶!手摘み・手揉みの「べにふうき」をレビュー!

    こんにちは、Mii(みぃ)です!

    今回は、 以前クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で注文した、手摘み手揉みの高級和紅茶「べにふうき」が届いたので、レビューしていきます!

    「和紅茶」とは?

    和紅茶」とは、日本産の紅茶のことです。
    紅茶の主な産地は、インド・ケニア・スリランカなどですが、最近では日本でも多くの紅茶が生産されています。
    同じ茶の木でも、日本の気候や風土で育まれた茶葉は、渋みが少なくスッキリとした味わいで、香りも海外のものに比べて柔らかいのが特徴です。

    和紅茶は、以前「雅紅茶」をご紹介しましたね。
    まろやかな味わいで飲みやすいのが和紅茶、という印象がありますが、こちらの「べにふうき」はどうでしょうか?

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    YouTubeでも紹介しているので、こちらの動画もご覧ください!

    目次

    商品情報

    商品名:手摘み手揉みべにふうき
    メーカー:株式会社ICT
    内容量:50g
    価格:3,200円(税込)
    ※商品名・価格等は、Makuake販売時のものです。

    Makuakeのプロジェクト概要としては、通販サイト「わごんせる」を運営する株式会社ICTの企画するプロジェクトで、国産紅茶の「べにふうき」「べにひかり」をECサイトで展開するためのものでした。

    「べにふうき」とは?

    日本の「べにほまれ」と中国のダージリンを交配して作られた品種です。
    緑茶としても親しまれている茶葉ですが、もともと紅茶用に開発されたお茶で、「幻のお茶」としても知れられています。

    現在は Makuakeでのプロジェクトを終了しており、自社通販サイト「わごんせる」や、その他ECサイトにて、同商品を販売しています。

    「一芯二葉(いっしんによう)」を丁寧に手摘み&手もみ

    一芯二葉(いっしんによう)とは、お茶摘みのときに摘みとる部分のことで、葉の先端にある芯芽と、その下の2枚の葉のこと
    とても柔らかい部分です。

    まだ若く、紫外線をあまり浴びていないので、渋みのもととなるカテキンが生成されておらず、甘みの強い部分となります。
    また、旨味成分がたっぷりで、上質でフレッシュな味わいになります。

    「手摘み・手もみ」は、機械と何が違う?

    一芯二葉の柔らかい新芽のみを摘むことできるのは、手摘みだからこそ。
    大変な労力と手間はかかりますが、機械ではどうしてもできないその細やかな作業が大きな味の違いを生み出します。

    手揉みした茶葉は、機械で製造した茶葉とは異なり、茶葉の損なわれる部分が少なく、1枚の葉のままなので、針のように細長く艶があるのが特徴です。
    また、芸術性の高さからも多くの評価を得ています。

    1回の手揉みで製造できる量はごくわずか。
    手揉み技術を持つ職人も少ないため、希少価値が高まっています。

    「天空の茶園」で作る、こだわりの無農薬栽培

    鹿児島県の大隅半島、本土最南端に近い標高約200mの高台にある茶園「ねじめ茶寮」で採れた茶葉が使用されています。
    主に紅茶を専門に作るこの茶園では、無農薬・化学肥料にこだわり、2017年より鹿児島県有機農業協会にて有機JAS認証を取得しています。

    商品レビュー

    上質の証、「毛茸(もうじ)」が残る上質茶葉

    茶葉を出してみると、普段見慣れている紅茶葉に比べ、かなり大きいです。
    手摘み、手揉みというだけあって、茶葉ひとつひとつの形ががしっかり残っていて、職人さんが手作業で大事に仕上げたというのが伝わってきます。

    また、ゴールデンチップスのような、黄金色の茶葉がたくさん入っているのが分かりますね。
    これは、お茶の先端(新芽)の表面に生えている産毛「毛茸(もうじ)」にお茶の液が付着し、それが発酵することで黄金色に変色したものです。

    国産茶葉で、希少価値の高いゴールデンチップスまで含まれるなんて、まさに紅茶の高級品という感じがしますね!

    茶葉の状態では、大地のような力強い香りがします。

    花開くように広がる茶葉

    お湯を注いですぐの茶葉
    お湯を注いで4分後くらいの茶葉

    抽出時間は5〜6分です。
    茶葉の形がしっかり残っているので、抽出していると、大きめの茶葉がティーポットの中で開いていく様子も楽しめます。

    ダージリンファーストフラッシュや緑茶を彷彿とさせる風味

    香りは、ウッディな香りをメインに、少しだけ若々しい草花のような香りも感じます。

    一口飲むと、若葉のような上品な香りが鼻に抜け、その後、まろやかな旨みが広がり、最後に緑茶のような爽やかな渋みが残ります。

    この品種が、べにほまれダージリンの交配種だからというのもあるのかもしれませんが、ダージリンのファーストフラッシュに近い風味です。
    ただ、よくあるファーストフラッシュよりも、渋みが穏やかです。
    香りも、ファーストフラッシュは華やかな甘い香りのものが多いですが、「べにふうき」は、どちらかというと木や草花のような、青々とした香りが強いです。

    水色(すいしょく)は、薄く明るい黄金色です。
    見た目もファーストフラッシュのような色ですが、その色からは想像できないほど、複雑な香り・味わい深さです。

    爽やかな渋みがスッキリとした風味ですが、飲み進めていくごとに、味わい深くなっていって、厚みのある渋みに変わっていきます。
    この辺りは、緑茶らしさを感じますね

    全体的に上品な香り・味わいとなっており、とっても美味しい紅茶でした♡

    おすすめペアリング

    せっかくの和紅茶ですから練りきり羊羹など上品な甘さの和菓子と一緒にいただきたいですね。

    和食とも相性が良さそうですが、風味がけっこうしっかりと主張してくるタイプの紅茶なので、素材を生かした素朴な味のお料理よりは、味の濃いお料理のほうがおすすめです。

    まとめ

    オススメ度:★★★★★

    和紅茶というと、渋みが少なくスッキリとした味わいが特徴ですが、こちらは飲み進めるごとにしっかりと主張してくる印象があり、以前飲んだ「雅紅茶」とは、また違った雰囲気の和紅茶でした!

    和紅茶らしいスッキリした風味もありつつ、ダージリンファーストフラッシュのような青々しさや、緑茶のような爽やかさを併せ持つ、少し特殊な紅茶でした。
    ただ、その美味しさは職人のこだわりと手間隙がかかっているだけあり、他にはない上品な美味しさとなっています。

    ダージリンのような風味の紅茶が好みという方は、この紅茶もきっと気に入ると思うので、オススメです!

    また、他の和紅茶を飲んだことがある方は、ぜひこちらの「べにふうき」もお試しください。
    一口で、今までの和紅茶のイメージが変わるかもしれません。

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