こんにちは、Mii(みぃ)です!
今回は、MINTON(ミントン)のバラエティパックの紅茶6種をレビューしていきます!
こちらは、よくあるティーバッグの詰め合わせですが、スーパーなどで見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こういったバラエティパックって、安くてたくさん入っていてお得ですが、紅茶が好きで日頃からよく飲む方だと「ぶっちゃけ美味しいの?」と買うのを躊躇してしまいますよね。
そこで今回は、こちらのミントンのバラエティパックの6種類全てを飲んで、レビューしていきます!
YouTubeでも紹介しているので、こちらの動画もご覧ください!
商品情報
商品名:ミントン ハドンホール バラエティパック54P
メーカー:共栄製茶株式会社
内容量:6種×9袋 (計54個)
価格:1,188円(税込)
ミントンの代表的モチーフとされる「ハドンホール」の花柄が描かれた、華やかなデザインが目を引くパッケージですね。
オリジナルブレンド、ロイヤルミルクティーブレンド、ウバセイロン、ダージリン、アップル、アールグレイの、6種類の味わいがティーバッグで楽しめるバラエティパックです。
MINTON(ミントン)とはどんなブランド?
ミントン(Minton)は、かつて存在したイギリスの陶磁器メーカーです。
銅版転写の彫刻師だったトーマス・ミントンによって1793年に創業されました。
豪華に金彩を施した食器を数々生み出し、世界で最も美しいボーンチャイナと呼ばれ、1856年より王室御用達となるほどのブランドです。
パッションフラワー・カーネーション・パンジー等の花々が描かれた華やかな「ハドンホール」というシリーズが定番品として人気です。
2015年、親会社ロイヤルドルトンが買収されWWRDグループホールディングスの一員となり、ミントンブランドは廃止されました。
日本では、共栄製茶株式会社がミントンティーを販売しています。
今回はティーアイテムもミントンを使用!
今回はせっかくなのでミントンのティーカップを使用して飲んでみます♪
以前から撮影でもたびたび使用していますが、こちらは「MARLOW(マーロウ)」というシリーズのカップ&ソーサーです。
イギリスで初夏に咲く野花のバラやパンジー、コスモスなどがブーケのようにあしらわれています。
カップと取手、ソーサーの縁は金で縁取られて高級感があり、華やかですよね。
カップとソーサー全体が螺旋状に波打つようなフォルムは「ファイフ・シェイプ」と呼ばれるデザインで、ミントンの代表的なデザインのひとつです。
商品レビュー
それでは、6種類全てを飲んで、正直なレビューをしていきます。
ちなみに、ティーバッグはこのような不織布素材になっており、ティーバッグとタグのどちらも、ホチキスで留められています。
このブログを見てる方の中にはあまりいらっしゃらないかもしれませんが、ティーバッグで紅茶を飲む際に電子レンジを使う方や、金属に抵抗のある方は、ご注意ください。
オリジナルブレンド
まずは「オリジナルブレンド」から飲んでみましょう。
ティーバッグを切って茶葉を確認してみると、けっこう細かく、等級は「ファニングス」から「ダスト」くらいです。
インドのダージリンとアッサム各地方の茶葉のブレンドの紅茶が奏でる風味は気品漂うティータイムを演出します。ストレートティー、ミルクティーでどうぞ。
商品パッケージ裏面より
アッサム感強めのブレンド
ダージリンのような爽やかな甘さと、アッサムのようなコクがある香りですが、そこまで香り立つ感じではないです。
味は、コクがあり、芳醇な味わいで、ほのかな塩味も感じられます。
どちらかというとアッサムのほうが強い印象。
口の中に少し渋みが残る感じがありますが、全体的に飲みやすく「普通のティーバッグ紅茶」という感じです。
特筆するほどの美味しさは無いですが、アッサム感が強めなので、ミルクティーのほうが合いそうですね。
オススメ度:★★★
ロイヤルミルクティーブレンド
お次は「ロイヤルミルクティーブレンド」です。
コクのあるアッサムと香りのセイロンなど成熟した茶葉をブレンド。「ミルク」に負けない、奥深く芳醇な香りと味のハーモニーがひろがります。
パッケージ裏面より
ストレートでもミルクでもOK
香りは、アッサムがメインのコク深い香りです。
味は、アッサムらしい芳醇な旨みがありますが、そこまで複雑な味わいではありません。
セイロンもブレンドされているためか、まろやかな風味で、ミルクティー用というわりには渋みは強くないです。
ミルクティーはもちろん、ストレートでも飲みやすいブレンドですね。
ただ、個人的には、「ロイヤルミルクティーブレンド」というからには、ミルクに負けないようなコク深さが欲しかったところ。
オススメ度:★★★
ウバセイロン
続いて、「ウバセイロン」というブレンドです。
水色・香り・味の三要素が調和した世界でも人気の高い紅茶です。すっきりとした香りとコクのある味わいをミルクティーやストレートティーでお楽しみください。
パッケージ裏面より
爽やかな香りと清涼感がバッチリ!
香りは、ウバと、セイロンの中でもディンブラのような清涼感のある爽やかな香りが、気分をスッキリさせてくれます。
味も、メントールっぽい清涼感があり、とっても爽やかです。
飲み終わった後味も爽やかでキレがあり、スッキリしています。
芳醇な旨みも感じられ、お手頃価格のバラエティパックで、しっかりこの味わいが感じられるのは嬉しいですね!
オススメ度:★★★★
ダージリン
続いて、「ダージリン」です。
ダージリン特有の「フレッシュな若々しい香り」は香りの紅茶の代表です。特別な日、特別な時のとっておきの紅茶にふさわしく、ぜひストレートでご堪能ください。
パッケージ裏面より
この「フレーバー紅茶の代表です」の意味がいまいち分かりませんが…(ダージリンはノンフレーバー紅茶では?)
茶葉の香りを嗅いだ感じでは、特に香り付けされてなさそうなので、フレーバードティーだと思って飲んでみましょう。
香りは良いが味はぼんやり
そこまで香りは強くないですが、ほのかに花のように甘い香りで、ダージリンらしさがあります。
味は、まろやかでほんのり甘味を感じますが、全体的にやや薄いというか、味がぼんやりしています。
渋みはなく飲みやすいので、ミルクや砂糖を入れたり、レモンティーにするなどして、フレーバーをつけて飲むのがいいでしょう。
香りはなかなか良かっただけに、味がちょっと残念ですね…。
オススメ度:★★
アップル
続いては、フレーバードティーの「アップル」です。
甘酸っぱいリンゴの香りと紅茶の香りが絶妙にとけあった人気のフレーバーティー。上品な味わいはちょっと気分を変えてみたい時の一杯です。
パッケージ裏面より
りんごらしさに欠ける風味
ティーバッグの時はもっと甘酸っぱい香りがしたのですが、淹れてみると、酸味が和らいで甘く華やかな香りになりました。
個人的には、もう少しりんごらしい酸味があってもいいのにな、と思います。
味は、りんごの爽やさを演出するため、セイロンティーで爽やかな風味にしたかったのだと思いますが、清涼感もコクも弱く、メリハリがないので、味が薄く感じます。
原材料を見ると、「スリランカ、ケニア、インド」とあるので、やはりセイロンティーメインのブレンドなのですが、リンゴのジューシーな感じを出すために、もう少しコクや芳醇さが欲しいところ。
ただ、お得用のバラエティパックということを踏まえると、無難な香り・味ではないでしょうか。
オススメ度:★★
アールグレイ
最後は「アールグレイ」です。
ベルガモットの香りを加えたフレーバーティーの代表格。爽やかな芳香をストレートで楽しむ通の紅茶とも言われますが、アイスティーも人気です。
パッケージ裏面より
香りは人工的、味もイマイチ…
ティーバッグの状態では、かなりしっかりベルガモット香りがしたので、良い香りを期待していたのですが、淹れてみると、柑橘系の酸味の効いた香りが全く無くて、作りものっぽい果実の香りがします。
味は、渋みはあまりないですが、若干、苦味を感じます。
スッキリ飲めるといえばそうなんですが、味わい的にコクや深みがないので、不味くはないですが、美味しいとも感じられません。
オススメ度:★
まとめ
辛口評価になってしまいましたが、全体的に値段以上の美味しさやクオリティはありませんでした。
正直、オリジナルブレンドとミルクティーブレンドもそこまで大きな違いがなく、フレーバードティーも香りがイマイチ…。
ミントンティー(共栄製茶)は、フレーバードティーが苦手なのかな、という印象でした。
ちなみに「ウバセイロン」はセイロンティーらしいしっかりとした香りや清涼感を感じられ、6種類の中では唯一の「当たり」でした。
ただ、
- バラエティパックで6種類もの味が楽しめる
- 54個という大容量
- スーパーなどで1,000円程度で購入できる
という、安さ、お手軽さを考えたら、クオリティと値段のバランスをギリギリまで考えた結果だということで、許容範囲なのではないでしょうか?
計算すると、一杯あたり20円程度なので、逆に考えれば、この値段でここまでできるのはスゴい!
「紅茶を頻繁に飲みたいので、低価格で大容量のものが欲しい」かつ「いろんな味を楽しみたい」という方にはオススメです!
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