今回は、食器ブランド「Noritake(ノリタケ)」と「カレルチャペック紅茶店」コラボのフレーバーティー3種をご紹介します!
YouTubeでも紹介しているので、こちらの動画もご覧ください!
Noritake(ノリタケ)とは?
Noritake(ノリタケ)は1904年に創業した、日本の食器ブランドです。
公式サイトはこちら。
日本で初めて「ボーンチャイナ」の開発に成功したことでも有名で、”美しい白へのこだわり”にも定評があります。
当ブログでもたびたび使用しているこちらのティーカップ&ソーサーも、ノリタケブランドです。
こちらは「花更紗」というシリーズになります。
色鮮やかに描かれたお花と葉のデザインが、エレガントで優しい雰囲気を醸し出しています。
カップの内側には帯状にデザインが入っており、カップを口に近づける際にも柄が目に入って、紅茶を飲む瞬間も楽しめます。
飲み口や持ち手は金縁になっていて、高級感が漂っています。
今回は、せっかくなのでこちらのティーカップも合わせて使用します!
カレルチャペック紅茶店とは?
カレルチャペック紅茶店は、1987年創業の日本の紅茶ブランドです。
公式サイトはこちら。
かわいいイラストが描かれたパッケージが特徴的ですが、その見た目とは裏腹に紅茶は本格派で、茶葉の鮮度と製茶にこだわっている紅茶ブランドです。
紅茶のおいしいエキスがつまった一芯二葉の茶葉だけを手摘みし、鮮度が落ちないよう、摘んだその日のうちに製茶するというこだわりっぷり。
可愛いだけではない、紅茶好きの中でもファンの多いブランドです。
商品情報
商品名:紅茶缶(フレーバー) (左から)チェリーティー/ホワイトピーチティー/キャラメルティー
メーカー:Noritake × カレルチャペック紅茶店
内容量:1.5g×5袋入り
価格:1,080円(税込)
こちらは、ノリタケのショップへ行った際にたまたま見つけたものですが、現在、ノリタケの公式サイトでは「欠品中」となっています。
もしかすると店舗によってはまだ在庫があるかもしれないので、気になった方は百貨店などに入っているノリタケの店舗でチェックしてみてください。
内容紹介
缶を開けると、ティーバッグの入ったパッケージと、紅茶についての紹介が書かれたカードが入っています。
驚きなのは、この情報量!
名刺サイズよりやや小さいカードに、フレーバーティーの説明や「おいしい入れ方」などが、こんなにびっしりと情報が記されています。
「TEA PROFILE」という項目には、産地、茶園、茶葉のグレード、水色、茶葉アロマ、味、フレーバリング、お菓子とのマリアージュ…といった情報が、これでもかというほど詳細に書かれています。
紅茶好きなら、これを読んでいるだけで楽しくなる項目ではないでしょうか?
ティーバッグはメッシュ素材のテトラ型ティーバッグで、茶葉がジャンピングしやすいようになっています。
高品質のカレルチャペックだからできる、大胆な淹れ方
紹介カードには「おいしい入れ方」の記載がありますが、どのフレーバーの紹介カードにも「ティーバッグをよく搾る」と書いてあります。
通常、ティーバッグで紅茶を淹れる際にティーバッグを搾ると、紅茶の渋みやえぐみが出過ぎてしまうのでオススメしないのですが、その渋みやえぐみは、茶葉の鮮度が落ち、劣化した状態だからなのです。
市販のティーバッグは茶葉が細かいことが多いため、劣化の速度が速いのですが、カレルチャペックの紅茶は茶葉が大きく、茶葉の鮮度にこだわって製茶しているため高品質。
鮮度が抜群なので、おいしい渋みを楽しむために、あえて絞るといいそうです。
商品レビュー
それでは、チェリーティー、ホワイトピーチティー、キャラメルティーの順でそれぞれレビューしていきます。
チェリーティー
香り
ティーバッグの袋を開けた時は、甘酸っぱいさくらんぼの香りが漂います。
淹れてみると、思ったより控えめな香りです。
さくらんぼの甘酸っぱい香りがメインですが、茶葉自体のフルーティーな香りも感じます。
味
「おいしい入れ方」に従いかなりしっかり絞ったのですが、嫌な感じの渋みやえぐみが一切ありません!
渋みが強く出ている感じはありますが、キリッとしていてキレがよく、味の輪郭がハッキリしています。緑茶に近いような渋みです。
茶葉はヌワラエリアという、スリランカの中でも標高4,000フィート(約1,300m)以上のハイグロウン(高地産)で採れた茶葉で、複雑で繊細な香りと味、綺麗な色から「セイロンティーのシャンパン」ともいわれます。
そのヌワラエリアの特徴である花のような風味が抜けていき、口で転がすとほのかに甘みも感じます。
後味は甘みと渋みが品良く残る感じがあって、とっても上品です!
以前、LUPICIAのさくらんぼのフレーバーティーを飲んだことがあるのですが、そちらはもっと、さくらんぼ感の強い甘酸っぱい香りと渋みが目立つ、わかりやすい感じだったのに対し、こちらはすごく上品な風味です。
個人的にはこちらの方が好みです!
オススメ度:★★★★
オススメペアリング
紹介カードにも記載があるのですが、カレルチャペックオススメのペアリングは、「ポルポローネ、フロランタン、冷やしたコンポート」です。
ポルポローネとは、ころんとした形が可愛い、ほろほろ食感のクッキーのことです。(検索してみてください!)
キリッとした渋みが、焼き菓子やフルーツの甘さとよく合いそうですね!
ピーチティー
お次はピーチティーです。
なお、カレルチャペック紅茶店では「ホワイトピーチティー」がこのフレーバーに該当するようですので、気になる方はカレルチャペックでもチェックしてみてください!
香り
ティーバッグを開けた際は、チェリーティーに近い、甘酸っぱい香りだったのですが、淹れてみると、瑞々しい爽やかな桃の甘い香りが立ち昇ります。
味
こちらも、しっかり絞って水色も濃く出てるのに、嫌な渋みが一切ありません。
茶葉はルフナという、スリランカの中でも標高約200~700メートルほどのローグロウン(低地産)で採れる茶葉で、モルティーさや、黒糖のようなほっこりした甘さが特徴の、個性的な紅茶です。
また、ルフナはスモーキーな風味を持つ紅茶としても知られていますが、こちらはそのスモーキーさが全くなく、透明感のあるスッキリした飲み心地になっています。
モルティー感や甘さはそのままなので、白桃の甘い香りと相まって、味わい深い風味です。
オススメ度:★★★★
オススメのペアリング
カレルチャペックおすすめのペアリングは、生クリームを使ったケーキ、タルトやパイです。
スッキリした飲み心地の紅茶が、甘いスイーツをさっぱりと流してくれて、さらには白桃のデザートのような甘さが合わさって、相性が良さそうですね!
キャラメルティー
最後はキャラメルティーです。
なお、カレルチャペック紅茶店では「ミルクキャラメルティー」というフレーバーが、このキャラメルティーに近いようなので、気になる方はそちらもチェックしてみてください!
香り
ティーバッグの状態では、甘く煮詰めたキャラメルのような香りでしたが、淹れてみると、少しキャラメルの香ばしさが増して焦がしキャラメルのような香りになりました。
味
味は甘くはなく、どちらかというと苦みのほうがありますが、キャラメルのフレーバーが口に広がり、香ばしい焦がしキャラメルのような風味になっています。
ほどよい渋みと苦み、モルト感のある香ばしい感じが、香りの雰囲気と良く合っていて、甘い香りなのに大人な味の紅茶です。
ミルクやはちみつで甘くまろやかにしたら、甘さが目立って印象がガラリと変わりそうです!
オススメ度:★★★★
オススメのペアリング
カレルチャペックおすすめのペアリングは、「バターケーキ、サブレ、ナッツ入りのクッキー、エンガディーナ」です。
エンガディーナとはスイスの伝統菓子で、ヌガーを絡めたくるみをクッキー生地で包み込んだボリューム満点のお菓子です。(こちらも検索してみてね!)
程よい渋みと苦みが、バターやナッツ、ヌガーといった濃厚な風味の焼き菓子とバランスよく合わさりそうですね!
まとめ
今回、コラボ商品ではありますが、初めてカレルチャペックの紅茶をいただきました。
可愛い絵柄が特徴的だったので名前は知っていたのですが、実際に飲んだことはなくて、実際飲んでみたところ、ティーバッグでここまで本格的な味わいなことに驚きました。
現在、ノリタケのオンラインショップでは在庫切れとなっていますが、ノリタケの店舗では在庫があるかもしれないので、気になった方はぜひ店頭をチェックしてみてください!
また、「ピーチティー」と「キャラメルティー」はカレルチャペック紅茶店でも類似した商品が購入できるので、そちらもチェックしてみてください!
コメント