こんにちは、Mii(みぃ)です!
今回は、食器ブランド「Noritake(ノリタケ)」から出ている「ノリタケティー 」シリーズのセイロンティー3種をレビューします!
YouTubeでも紹介しているので、こちらの動画もご覧ください!
Noritake(ノリタケ)とはどんなブランド?
Noritake(ノリタケ)は1904年に創業した、日本の食器ブランドです。
公式サイトはこちら。
日本で初めて「ボーンチャイナ」の開発に成功したことでも有名で、”美しい白へのこだわり”にも定評があります。
今回ご紹介する「ノリタケティー」は、そんなノリタケが販売する、セイロンティーのシリーズです。
セイロンティーとはどんな紅茶?
セイロンティーとは、スリランカ産の紅茶の総称です。
ちなみに「セイロン」とは、スリランカの旧国名です。
スリランカは北海道よりもやや小さいくらいの面積の、インド洋に浮かぶ島国ですが、世界有数の紅茶大国で、紅茶の輸出量は世界第2位を誇っています。
日本に輸入される紅茶も、約60%がスリランカの紅茶となっています。
代表的な6つの産地
この小さな島国スリランカで代表的なのが、以下の6つの紅茶です。
- ウバ
- ヌワラエリア
- ディンブラ
- ウダプセラワ
- キャンディ
- ルフナ
どれも聞いたことがある名前ではないでしょうか?
小さな島でこれだけの有名な産地があるのが、紅茶大国スリランカのすごいところ。
同じ国で採れる茶葉ですが、それぞれ個性的で、香りや風味も全然違います。
標高によって大きく3つに分けられる茶葉
セイロンティーは、標高により3つの区分に分けられます。
標高1200m以上の高地産のものを「ハイグロウンティー」
600〜1200mの中地産のものを「ミディアムグロウンティー」
600m以下の低地産のものを「ローグロウンティー」
と呼びます。
今回ご紹介するこちらのノリタケティーは、全てハイグロウンティーに分類されるものですが、ハイグロウンは香りが爽やかで、渋みが強いのが特徴です。
その、同じハイグロウンティーの中でも、どのような風味の違いがあるのか、飲み比べて詳しくレビューしていきたいと思います!
商品情報
商品名:ノリタケティー (左から)ウバ/ヌワラエリア/ディンブラ
メーカー:Noritake(ノリタケ)
内容量:100g
価格:各1,404円(税込)
パステル色が可愛い、シンプルなデザイン缶です。
茶葉は100%スリランカ産
使われている茶葉は、100%スリランカ産。
こちらのライオンのマークが印象的なロゴ、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
缶やパッケージについている「CEYLON TEA(セイロンティー)」のロゴは、スリランカ紅茶局が認証する基準を満たしている事を証明するロゴです。
このロゴの入った商品は、100%純正のセイロンティーであることを示す安心の証なので、セイロンティーを購入する際は、チェックしてみてくださいね。
内容一覧
缶の中身は、茶葉の入ったアルミパッケージと、商品説明や淹れ方が記載されたカード入りです。
商品レビュー
それでは、ウバ、ヌワラエリア、ディンブラの順でそれぞれレビューしていきます。
ウバ
香り
ウバは一般的に「ウバ・フレーバー」と呼ばれる、バラ香とサリチル酸メチル系の独特の香り(湿布などに含まれる爽快感のある香り)が特徴的です。
こちらのノリタケティーのウバは、バラのような華やかな香りメインで、言われてみれば少し爽やかな感じはしますが、サリチル酸メチル系の香りは強くありません。
爽快感のある香りが苦手な方でも大丈夫そう!
味わい
一口飲んですぐ、少しの酸味を伴ったコクと渋みが広がります。
渋みが強いのが特徴ですが、しっかりした飲み心地で、鼻から抜ける香り華やかな香りが心地良い!
後味には苦味もあり、舌の上にタンニンが残る感じがありますが、ふんわりとバラのような香りも残るので、嫌な感じではありません。
しっかりした重めの飲み心地が好きな方や、ミルクティー向きの味わいです。
オススメ度:★★★★
オススメペアリング
定番ですが、ウバにはチョコレートがぴったり!
紅茶の中に含まれる苦味成分「タンニン」には、油脂分を分解する働きがあります。
渋みの強いウバはタンニンが多く含まれているので、チョコレートの油脂分を分解し、お口の中をスッキリさせてくれます。
また、同じく油脂分の多いチーズもオススメ!
ウバの渋みやコクの強さに負けない、塩気とコクがぴったりです。
また、ウバ特有の香りを邪魔しないという良い面もあります。
ヌワラエリア
香り
ウバほど香りは強くありませんが、グリーンノートと呼ばれる青々しい草花ような香りで、ほのかな爽やかさがあります。
味わい
渋みはウバほど強くはないですが、緑茶のような爽快な渋みがあり、爽やかでスッとした飲み心地です。
酸味やえぐみも混ざっておらず、爽やかさに突出している印象。
程よいコクもあり、味に深みがあります。
青々とした風味が好き嫌いの分かれるところなので、紅茶初心者の方には少々飲みづらいかもしれませんが、清涼感バツグンで、後味スッキリ系の紅茶が好きな方にはオススメです!
オススメ度:★★★
オススメペアリング
緑茶によく似た爽やかな渋みや風味のヌワラエリアは、和菓子とも相性ピッタリ!
あんこたっぷりのお団子やお饅頭、もなかなどがいいですね。
また、爽やかな風味は、フルーツタルトなど果物を使ったスイーツ、特に柑橘系の果物と合いそうですね。
ディンブラ
香り
他の二つに比べて爽やかさは少ないですが、落ち着いた渋みと、コク深く芳醇な香りが漂います。
味わい
口あたりはやや重めですが、強いクセはなく、飲みやすい紅茶です。
実際、ディンブラはセイロンティーの中でも産出量が多い紅茶なので、無意識のうちに飲み慣れている味なんだと思われますが、馴染み深く、スタンダードなセイロンティーという印象です。
若干の酸味と苦味を伴っていますが、程よい渋みで、ミルクティーにも合いそうですね。
味と香りのバランスが良く、スタンダードな味わいなので、どなたにでもオススメできる紅茶です!
オススメ度:★★★★
オススメペアリング
タンニンの働きで、油脂分を分解しスッキリさせてくれるのはもちろん、クセがなくスタンダードな味わいで、比較的何にでも合わせやすいディンブラですが、渋みもありしっかりした飲み心地なので、生クリームたっぷりのケーキや、濃厚なチーズケーキなどがぴったりです!
濃厚なクリームに負けないしっかりした味わいですが、主張しすぎないのでスイーツの美味しさを邪魔することもないので、優秀な紅茶です!
まとめ
セイロンティーの中でも、同じ「ハイグロウンティー」に分類されるウバ、ヌワラエリア、ディンブラ。
共通して「香りが爽やかで、渋みが強い」という特徴がありますが、それぞれ個性豊かで、全く違った味わいでした。
また、それを販売しているのが食器ブランドであるノリタケというのも、なかなか興味深い点ですね。
セイロンティーについては、ミディアムグロウンやローグロウンでもまた違った味わいになるので、今後機会があれば、そちらも詳しく記事にしたいと思います。
気になる商品などがあれば、今後のレビューの参考にいたしますので、ぜひコメントやお問い合わせフォームで教えてください♪
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