和紅茶の概念が変わる!?数々の賞を受賞した和紅茶「和香園カクホリ紅茶べにふうき」をレビュー！

2022年12月20日2023年7月26日

こんにちは、紅茶愛好家のMii（みぃ）です！

皆さんは、和紅茶というとどんな風味を思い浮かべますか？

近年はペットボトル飲料でも発売されることが増えてきた和紅茶。
その多くに共通した「渋みが少なくスッキリした味わい」という印象を持たれる方が多いのではないでしょうか。
実際、私もいろんな和紅茶を知るようになるまでは、その印象が強かったです。

今回ご紹介する和紅茶は、そんな人にこそ飲んでほしい！
和香園のカクホリ紅茶べにふうきをレビューします！

良い意味で、和紅茶の今までのイメージが覆されるはずですよ！

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和香園とは？

株式会社和香園は平成元年に創業された、鹿児島県でお茶の製造・販売を行っている会社です。
深蒸し茶・粉末緑茶・抹茶・ほうじ茶・和紅茶など様々な日本茶を取り扱っています。

土地や苗植え、茶園管理・製造加工・販売に至るまで、すべてを一貫して行なっており、化学農薬に頼らないお茶づくりなど、品質にこだわった商品を販売しています。

>>和香園公式サイトはこちら
>>和香園公式オンラインショップはこちら

商品情報

商品名：カクホリ紅茶べにふうき
メーカー：和香園
内容量：20g
価格：¥1,404（税込）

カクホリ紅茶べにふうき日本茶AWARD2022 プラチナ賞受賞アワードプレミアムティコンテスト2022 3ツ星受賞

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国内外合わせ数々の賞を受賞した実力派！

2022年7月31日に発売した、商品としてはまだまだ歴史の浅い「カクホリ紅茶べにふうき」ですが、現時点で
プレミアムティコンテスト2022 3つ星
日本茶AWARD2022 プラチナ賞
パリの日本茶コンクール Japanese Tea Selection Paris 2022 金賞
と、数々の品評会で賞を受賞しています。

これだけの短期間で、これだけの賞を獲るのは本当に素晴らしい快挙ですね！
これぞ日本が世界に誇る和紅茶です！

虫がかじると甘みが増す！？

カクホリ紅茶べにふうきの特徴の一つに、ウンカという虫に茶葉をかじらせることによってマスカテルフレーバーを生み出すという製法があります。これが美味しさの秘密になっているようなので、詳しく調べてみました。

ウンカ虫とは、植物の葉をかじって成長を止めてしまったり、品質を悪くしてしまうので、稲作や同じお茶である緑茶作りでは通常は害虫として嫌われている虫ですが、紅茶作りにおいてはこのウンカ虫が美味しさを引き出してくれる役割を果たすのです。

どういうことかというと、ウンカ虫にかじられた茶樹は傷付いた体を治そうとして、人間でいう抗体にあたる成分を分泌します。
その成分が、マスカテルフレーバーの甘みや香りの正体なんです。
（かじられた部分は自然発酵が進むので、発酵茶である紅茶には良い影響をもたらしますが、無発酵茶の緑茶では悪影響になります。）

また虫がつくということは、無農薬で栽培されている証拠！
品質的にも安心で、美味しい紅茶というわけです。

商品レビュー

水色

水色は暗い茶褐色です。

香り

トップノート（飲む前の香り）は力強く、バラのようなフラワリーな華やかさと黒糖のような甘い香りを感じます。

ミドルノート（口に含むんだ時）には、カラメルのような甘く香ばしい感じと、マスカテルフレーバーが感じられて、甘くフルーティーな印象に。

ラストノート（飲んだあと）は、マスカテルフレーバーのフルーティーさと、若草のような青々しさが残り、爽やかな余韻が続きます。

また、温度が下がってくると、落ち葉や木屑のようなドライな香りが出てきて、ほうじ茶に近い香ばしさが楽しめますが、マスカテルフレーバー自体は生きているので、さらに複雑な香りを感じます。

飲む前から飲んだ後まで、時間の経過とともに複雑な香りと変化を楽しめる、まるでワインのような楽しみ方ができる和紅茶です！

味わい

ストレート

コク、渋み、甘み、旨みの全ての要素がそれぞれ主張しながらも、しっかりバランスの取れた、味わい深く美味しい和紅茶です！

和紅茶というと「渋みが少なくスッキリした味わい」という印象を持たれる方が多いですが、カクホリのべにふうきは全体的に味が濃いめで、和紅茶のイメージが良い意味で覆されます！

口当たりはなめらかで、程よいコクを感じるミディアムボディ。
緑茶を思わせる爽やかな渋みや旨みがあり、日本人好みの味わいです。このあたりの味に関しては、これぞ高級な和紅茶！という感じで素晴らしいです。
また、紅茶自体にもフルーティーな甘みがあり、砂糖を入れなくても茶葉本来の甘みを楽しめますよ！

ミルクティー

コクと渋みがしっかりとあるので、ミルクティーにしても美味しい！
和紅茶でこれほどコクがあるものに出会ったのが初めてだったので、ミルクティーにするのはドキドキでしたが、外国産の茶葉で作るミルクティーと遜色ない美味しさ！
水色も濃いので、綺麗な色のミルクティーになります♡
紅茶自体に甘みがあるので、砂糖を入れなくても充分甘く、濃厚な味わいのミルクティーになります。

再抽出（2煎目、3煎目）

こちらの紅茶は、1煎目を淹れて終わり、ではなく「分量はお好みで2煎目、３煎目もどうぞ」との記載がありましたので、早速試してみました！
普段なら捨ててしまう出がらしですが、ここにお湯を注いでいきます。

ちなみに、2煎目、３煎目は通常の半分の量のお湯で淹れることをオススメします。
（1煎目を2杯分作った場合、2煎目3煎目はお湯を1杯分だけ淹れる…というように）
2煎目以降も同じ量の茶葉で淹れようとすると、どうしても味が薄まってしまうのでオススメしません。
抽出時間は、1煎目と同様の5分で淹れてみました。

2煎目は、水色が若干薄くなったように見えますが、見た目は1煎目とあまり変わりません。
香りもかなり薄まってしまい、フラワリーな甘い香りが広がる感じはありませんが、香ばしいドライな風味が出てきて、ほうじ茶のような風味を楽しむことができます。
マスカテルフレーバーも弱くなってはいますが、ほんのりと感じられます。

飲んでみると、しっかりと渋かった1煎目に比べ、渋みやコクが弱まったおかげで口当たりがさらにまろやかになり、飲みやすくて美味しい！
また、ほのかな香ばしさや甘み、旨みも感じられるので、より従来の和紅茶らしい印象になりました。
ライトボディの軽い紅茶が好きな方は気に入るかもしれません！
トップノートの香りが結構がらりと変わるので、こちらの紅茶を飲む際は、ぜひ2煎目も一度試していただきたいです！

3煎目は香りもすっかり薄くなり、もう飲めないかな…と思ったのですが、より渋みが抜けてサッパリした口当たりになりました。
でも甘みや旨みはしっかり残っており、和紅茶特有の香ばしさも感じます。
3煎目も充分美味しく味わえます！

総評としては、1煎目の半分のお湯の量で淹れるなら、2煎目、3煎目も美味しくいただけます！
ただ、1煎目よりも風味や味わいが落ちてしまうのは避けられないため、再抽出すると全く別の印象のお茶になってしまうのは覚えておかなければなりません。
逆に言えば、いろんな味わいを楽しめるので「一度で三度美味しい」とも取れるかもしれませんね！

ちなみに、1煎目と同量のお湯で2、3煎目を作るのも試したのですが、かなり香りや味わいが弱まり、薄いお茶を飲んでいるという感覚が強くなります。
なので、1煎目と同量のお湯で2煎目以降を作るのはあまりオススメしません。

まとめ

和香園のカクホリ紅茶べにふうきをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
これぞ和紅茶の最高峰！といった感じで、かなり美味しかったです！

オススメ度とコスパに関して、10段階で評価するとこんな感じ！

オススメ度：★★★★★★★★★(9)
コスパ：★★★★★★(6)

こちらの紅茶は、恥ずかしながらティーフェスの会場で初めて知った紅茶だったのですが、会場でテイスティングさせていただいた際に、こんなにも種類がある中で、一際美味しい和紅茶がある！と華やかな香りと深い味わいに衝撃を受け、衝動買いしてしまった商品でもあります。（ティーフェスでは事前に作成した買い物リストの紅茶だけを買うつもりだったので、候補には入ってなかったのですが、あまりの美味しさで購入してしまいました笑）

>>ジャパンティーフェスティバル参加レポートはこちら

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